大分県主催 令和5年度防災活動推進講演会で
基調講演&パネルディスカッション(コメンテーターとして登壇)をさせて頂きました。
基調講演タイトル:
シン・防災対策~3つの「シン」で高める共助力~
会場:
J:COMホルトホール大分
大分県大分市:
大分県中部の市。今回の出張中に府内城址を散策しました。
府内城はその昔、海に面しており、水上にお城が浮かんでいるように見えたことから「白雉(はくち)城」と呼ばれていたそうです。
青い空に映える水面とお城の風景に見とれてしまいました。
大分の名産品として知られている関アジを贅沢に使った琉球丼は絶品でした!
会場を埋め尽くすたくさんのご聴講者がお越しくださり、終始熱心に耳を傾けてくださいました!
大分県庁の皆様、講演をご依頼頂き、誠にありがとうございました。
【令和5年7月豪雨で被災した「耶馬渓橋」を見学】
耶馬渓橋(やばけいばし)は日本百名橋のひとつで、日本で唯一の8連石造アーチ橋、かつ、日本最長の石造アーチ橋(116m)です。
耶馬渓橋は未だに通行止め(2024年3月11日時点)で、橋の欄干は半分ほど流されてなくなっています。
橋のたもとにたたずむ大きな木。
かなり上の方の枝(少なくとも私の身長の倍以上の高さのところまで)に、
水害時に絡みついたとみられる黒い漂流物が巻きついたままとなっていて、
水害時の水位の高さに唖然としました。
耶馬渓を訪問したのは東日本大震災から13年を迎えた2024年3月11日。
改めて自然の猛威と備えの大切さを実感しました。
次、訪問する時にはぜひ耶馬渓橋を渡ってみたいです。令和5年7月豪雨の被災地の復興を心から願っております。
【「競秀峰」と「青の洞門」を見学】
競秀峰(きょうしゅうほう)は奇岩や巨峰が約1kmに渡って連なっている迫力と自然美を兼ね備えた景観が広がる耶馬渓を代表する名勝です。
競秀峰の直下には禅海和尚が30年間にわたって人力で掘り続けた青の洞門(あおのどうもん)が通っています。
青の洞門がなかった時代、急峻な競秀峰を越えるには鎖が渡しかけられた桟道を通行する必要がありました。
中には滑落し、命を落とす人もいたそうです。
それを知った禅海和尚がその危険を取り除き、民衆を救おうという一心で槌(つち)と鑿(のみ)をふるい続けたそうです。
「人の命を守るには不屈の精神が必要だ」ということを学びました。
学びや気づきに満ちた出張になりました。ありがとうございました。